『体罰教室』という単発もののドラマをご存じでしょうか。
これは、1990年2月14日に、日本テレビ系列で放送されたもので、体罰で生徒を牛耳る体育教師の恐怖に耐えながら抵抗する中学女教師の奮闘を描いた作品です。
内容はきわめて真面目で、提起している問題も多く、示唆に富んだものになっていると思います。
なお、体育教師の役は佐野史郎が演じていました。
※ ドラマの細かな情報については、以下のURLを参考にしました
http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-26052このドラマのビデオを持っていたはずなのに長らく見つけられずにいたのですが、先日ようやく発見することに成功しました。さっそく視聴し、DVDへのダビングも行いました。
(これでテープの劣化を気にせずとも大丈夫だし、PCでも再生できるようになった)
体罰の問題を取り扱ったドラマだけあって、体罰のシーンももちろんあります。
ドラマの冒頭の部分では、ケツ竹刀のシーンがありました。
遅刻してきた5人の男子生徒が、整列させられています。
口には布をくわえさせられて、声が響かないようになっています。
「いいか、俺が叩くんじゃないぞ!貴様らの良心が叩くんだ!」
いよいよこれからケツ竹刀執行という、緊張感が高まります。
「反省しろー!」の声とともに、振り下ろされる竹刀。
実際のその光景は1人目の生徒だけで、2人目以降は、顔のアップしか映りません。
でも、ケツ竹刀を受ける寸前の緊張した表情、そして、竹刀の炸裂する音と苦悶の表情が、逆に妄想をかき立てて、僕は興奮してしまいました…。



というわけで、愛情あるお仕置きという感じではなく、ものすごく陰惨な感じがするケツ竹刀シーンでした。
そして、かなりリアルでしたね。社会派のドラマなので、当然と言えば当然なのでしょうけれども。
僕のような若い世代の人間としては、80年代型管理教育・体罰の雰囲気を感じ取ることができて、よかったです。
なお、別のシーンでは、こんなのもありました。

こっちは宿題をやってこなかったことに対する制裁で、
上半身裸(下半身は普通に学生ズボン)、「二度と宿題を忘れませんので、許してください」と書いたプレートを首から提げ、どうやら 《 囚人 》 という扱いのようです。
棒で叩かれるのですが、こちらはお尻ではなくて背中や肩でした。










レポは以上です。
残念ながら、ビデオ・DVDの発売はされていないので、入手は基本的には不可能と思います。
雰囲気だけでも味わっていただけたらと思い記事を書きました。
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