12月29日付の記事 でご紹介した、
拓ヒラクさん の新刊、
『ナントカ男子vol.3 ブリーフ男子編』 が、16日に手元へ届きました。
手書きのメッセージも添えられていて、嬉しいですねー。
さっそく、木曜日の夜に読み、金曜日の夜にも読み、今(土曜日の朝)に至っているわけですが、
期待に違わず、ツボにド・ストライクの作品だったので、何度読んでも萌えます(笑)
そもそも、この本が出ることが分かったとき、
「これは僕のための本だ!」とか
「僕が買わなくて誰が買うんだ!」と思ったわけですが、やはりそれは正しかったと言うことですねー。
危惧があったとすれば、僕は超絶バニラ志向で、フェラチオとか、アナル・セックスといった描写はちょっとしんどいかもしれないなあという点がありました。
でも、実際読んでみたら、思ったよりも平気でした。実写ではなく、モノクロのイラストだからというのもあるのかもしれません。
いずれにせよ、危惧が杞憂に終わったので、よかったです。
もっとも、やはり、冒頭とエンディングのほのぼのとした日常のシーンとそこから勝手に繰り広げる妄想(爆)が、僕としては一番好きというのは、事実ではありますが←
※ バニラ・セックス = 挿入行為を伴わず、愛撫を中心としたソフトなセックス(度合いは人によりけり)。
※ 超絶バニラ志向 = バニラ・セックスを求める度合いがかなり強く、バニラ・セックスのなかでもかなり軽度のものしか受け付けないということ。
※ バニラ・セックスについては、
こちらの記事 も参考になります。僕も共感するところが多かったです。
さて、このお話は、下村タスケくんと、上田ワタルくんの、白ブリーフで結びついた友情の物語になっています。
上田ワタルくんは、特に下着に拘りはなく、お母さんの買ってくる白ブリーフをただ穿いているだけというタイプのブリーフ男子です。
白ブリーフを穿いていることを級友たちにからかわれると、顔を真っ赤にしてムキになって抵抗して、それがまたからかいを呼ぶというような、そんな悪循環に見舞われていました。
中学生日記 の 『ああ、ブリーフ』 (2004年5月) で描かれていた、主人公の川出周くんと、近い状態かもしれませんね。
下村タスケくんは、ブリーフが好きで、自ら選択して白ブリーフを穿いているタイプのブリーフ男子です。
作中で、「男らしくてオレは好き」と、ハッキリ語っていますからね。
そして、何を言われようとも動ぜず、堂々と泰然と、白ブリーフを穿いています。
短パンを下ろし、己の白ブリーフを見せつけながら、仁王立ちで、
「好きなモノを穿いてて、何が悪いッ!」 と言ってのける彼の姿は実にカッコイイのです。
周りが何と言おうと、自分が好きなものは好き。その気持ちを大切にするのは、少数派になればなるほど難しいところがあると思います。でも、それをやってのけているのが、タスケくんだったのですね。
この『ブリーフ男子』でいいなあと思ったのは、タスケくんのような、ブリーフが好きで自ら選択しているキャラを出してきてくれたことなんですよねー。
繰り返しになりますが、臆せず堂々と、周りに流されることなく、好きなものを選ぶ姿がカッコイイです。
そして、かつて、中学生日記の『ああ、ブリーフ』を見たときに物足りなかったのは、そういう子が出てこなかった点だったんですよねー。
(いや、『ああ、ブリーフ』もいいドラマでしたけどねw)
さて、いつものようにからかわれて、顔を真っ赤にしているところを、仁王立ちのタスケくんに救われた形となったワタルくんは、そんなタスケくんに惚れてしまいます。
別に好きでもなかった白ブリーフも、なんだかカッコよく思えてきました。
この時点で、ワタルくんにとって、ブリーフを穿いていることは、コンプレックスではなく個性に変わったのかもしれませんね。
タスケくんと一緒にいるからというのもあるかもしれませんが、ワタルくんも実に堂々とした振る舞いができるようになりました。
前と同じようにからかわれても、揶揄されても、もう平気になってしまったんですね。
ニコニコしながら聞き流せてしまう。むしろ、言い返しちゃったりもして。
エンディングの2人の笑顔が、本当に良かったですね。幸福感一杯で。
そういえば、ワタルくんは、お母さんがブリーフを買ってくるせいでからかわれて嫌な思いをしたかもしれないけれど、
お母さんがブリーフを買ってくるおかげで、タスケくんという親友と出会うことができたんですよね。
よかったね。お母さんにも感謝しないとね(笑)
まあ、もじもじと恥ずかしがっているブリーフ男子も、かわいらしくて萌えるんだけど、
堂々と泰然としているブリーフ男子も、かっこよくて萌えるということが、よく分かりました。
で、自身がブリーフ派なのだとしたら、タスケくんのように堂々と穿いた方が精神的に圧倒的にラクだろうなあと思いました(笑)
もちろん、コンプレックスのままにしておいて、からかわれる羞恥を楽しむのもまた一興でしょうけれど(笑)
普通にブリーフを穿きたいだけの人だったらね。堂々と穿いちゃいましょう!(^^)
ストーリーのことを中心に書いてきましたが、イラストも期待を裏切らず、萌えるものでした。
なるべく最後まで白ブリーフを脱がさぬようねばってくれているので、たっぷり白ブリーフを堪能できます。
個人的に、ケツが好きなので、ケツ側のブリーフもきちんと描写があったのが嬉しかったです。
というわけで、いささか小難しくなってしまいましたが、僕のレビューとさせていただきます。
全国の白ブリーフを愛する皆さん、よかったら読んでみてくださいねー。
自分もこの作品を読みましたが、違ったタイプのブリーフ男子、萌えますねー
こういった内容の作品を形にしてくれた作者さんにも感謝です(笑)