
( ※ 画像は今春どこかで撮影した桜です。以下はすべてフィクションです )
1.生徒指導主事も家へ帰れば…4月最初の金曜日。すでに午後7時を過ぎているのだが、市立A中学校の職員室は、週明けの入学式・始業式を控えて、慌ただしい空気に包まれていた。保健体育科の教員で、生徒指導主事でもある大村勲(いさお)先生も、新入生へのガイダンスのための資料作りなどに奔走していた。
「今年の新入生は、結構やんちゃな子が多いみたいですな」
1年生の学年主任を務めることになっている、理科の益田先生が話しかけてきた。
「ええ。どんな面白い奴がいるか楽しみにしてます。早く授業がしたいですよ」
大村先生は、いつもと変わらない落ち着いた口調でそう答えた。1年生男子の保健体育の授業は、大村先生が担当することが既に決まっていた。
「大村先生らしいですな。まあ、よろしく頼みますよ。では、お先に」
そう言うと、益田先生は慌ただしく職員室を出て行った。
「さてと、俺もそろそろ帰るとするかな」
資料作りもようやく一段落し、大村先生も帰途につくことにした。車を走らせて自宅へと向かう。すでに帰宅ラッシュ時間帯も過ぎて、渋滞もなく、スムーズな家路だった。
「ただいまー」
家の戸を開けると、すぐにドタドタと足音が聞こえる。その足音の主は、息子の恭介である。幼稚園の年長組になったばかりの息子のことが、勲は可愛くて仕方がなかった。学校では威厳のある生徒指導主事でも、家へ帰ってしまえば、子煩悩な1人の父親である。
「とうちゃん、おかえりー」
駆け寄ってきた恭介の手を勲はさっそく握ってやる。すると、恭介は少し助走をつけてから勲の膝を勢いよく駆け上がり、くるっと一回りして華麗に着地するのだった。勲は、宙返りを終えた息子の頭をやさしく撫でると、手をつないで居間へと向かった。
「あなたお疲れ様。ご飯もうちょっとだけかかるから、恭介と遊んで待っててくださいね」
「おお、そうか。焦らなくていいからな」
妻の玲子にそう応じると、背広を脱ぎ、ネクタイを外し、カッターシャツとスラックスも脱いでしまう勲であった。
勲には、下着はいつも真っ白なものを身に着けていたいというこだわりがあった。特に、古くから定評のあるグンゼ社の下着がお気に入りであった。この日も、グンゼ社製の白ブリーフ(スタンダードタイプ)とランニングシャツを身に着けていた。
父ちゃん大好きな恭介は、なんでも真似をしたがる。この前は、夕食のお蕎麦に七味唐辛子を入れたいと、駄々をこねたばかりだ。
「とうちゃんが いれてるんだから ぼくもいれる!」
と譲らないため、玲子は、
「もう。辛くて食べられなくなっても知りませんからねっ!」
と宣告しながら、恭介の蕎麦のお椀に七味唐辛子を入れたのだった。
案の定、恭介には辛かったが、最後には目を潤ませながらも完食してしまった。
そんな恭介のこと。父ちゃんが服を脱いで白ブリーフとランニング姿になれば、やっぱりすぐに真似を始めるのだ。ズボンもトレーナーもさっさと脱ぎ捨ててしまい、恭介もまた白ブリーフとランニングという姿になった。
玲子は恭介のための下着として、当初は、キャラクターなどが描かれた、色柄もののブリーフ,ボクサーブリーフも用意していた。だが、恭介は真っ白なブリーフにしか足を通さない。やはり、父ちゃんと同じが良いということなのだろう。幼稚園では、たまに、「白パンだーーー!」などとからかわれたりもするのだが、それも意に介さなかった。
白ブリーフとランニングという姿になった勲と恭介の父子は、居間でプロレスごっこを始めた。もちろん勲がかなり手加減するのはいうまでもない。それでも、たまに思わぬパワーに驚かされることがある。そんなとき、勲は恭介の成長を感じ、密かに喜ぶのだった。
「ご飯できたわよー」
そこへ玲子がやってきた。夢中でプロレスごっこに興じていた勲と恭介の動きがピタリと止まる。
「あなたたち! 座りなさいっ!」
勲と恭介は仲良く並んで正座する。玲子はその前に仁王立ちして、説教を始めた。
「お部屋の中でプロレスごっこをしたら危ないでしょ! ダメって何回言ったら分かるのかしら? 何か言うことは?」
「ごめんなさい! もうしません!」
「ごめんなさい! もうしません!」
「あと、2人ともそんなだらしない恰好してないで、服をちゃんと着なさい! さもないと、ご飯抜きですからっ!」
そう言うと、玲子は再び引っ込んでしまった。勲と恭介は正座したままで顔を見合わせ、
(母ちゃんうるさいよなー。しょうがないから服着るか)
との意思を無言のうちに取り交わすと、勲は室内着のジャージを、恭介は先ほどまで着ていたズボンとトレーナーを着るのだった。
言いつけ通りに服を着た勲と恭介は、ご飯抜きを無事に免れた。夕食が始まると、玲子が勲に問いかけた。
「週末のご予定は?」
「土曜は部活があるけど、日曜は空いてるぞ」
「じゃあ、日曜はお花見に行きましょうよ!」
「うーん、月曜が入学式と始業式だからなあ。家でのんびり過ごしt…」
勲の返答は、玲子の咳払いとともに打ちきりとなった。日曜日は妻と息子を連れて花見に出かけるという任務を背負うこととなった勲であった。
2.父ちゃんとの約束日曜日。良く晴れた穏やかな陽気で、お花見には打って付けの日となった。
勲と玲子と恭介は車に乗り込み、桜の名所としてしられている隣の市の公園へと向かった。
花見へ行くにあたって、勲には1つ不安なことがあった。それは恭介に関することである。
恭介は知的好奇心が旺盛で、いろいろなものに興味を示す子である。それはもちろん素晴らしいことなのであるが、困ったことも引き起こす。
前にショッピングセンターへ行ったときも、一緒に歩いていたはずなのに、気がついたら居なくなっていた。野球場へ行ったときも、七五三のお詣りへ行ったときもそうだった。
何か気になるものがあると、スッとそちらの方へ行ってしまうのだ。それがあまりにも静かにフェード・アウトするものだから、結果的に、〈 気づいたら居なくなっている 〉ということになってしまう。
今日はこういうことは避けなければならないという思いから、勲は恭介に語りかけた。
「なあ、恭介。勝手にどこかへ行ったりしたらダメだぞ。絶対に父さんや母さんの側を離れないこと」
「うん」
「前に、お買い物へ行ったときも、野球を観に行ったときも、お詣りに行ったときも、ものすごく心配したんだからな。父さんとのお約束だぞ」
「うん」
「どんなお約束だ? 言ってごらん」
「かってに どこかへ いかない」
「よし、良い子だ。しっかり頼むぞ」
そんなことを言っているうちに、車は公園の側へと到達していた。公園に併設された駐車場は、すでに満車となっていた。
歩いて10分ほどの所に、臨時駐車場がある。勲は、車をそこへ停めることにした。また、その駐車場へ向かう間の道沿いに、ショッピングセンターがある。食べ物や飲み物などをこの店で調達すれば便利である。
ショッピングセンターの前で、勲は車を停め、玲子と恭介を降ろした。買い物を済ませたら先に公園へ向かっていて欲しいと告げると、
「いいか、恭介、母さんの側から離れるんじゃないぞ」
と、もう一度、恭介に念を押した。恭介がうなづいたのを確認すると、勲は車を出発させた。
3.大捜索、そして、発見臨時駐車場もなかなかの混雑で、車を停め終えるまでに少し時間がかかった。
ようやく停め終えた勲は、さっそく公園の方へ向かって歩き始めた。
数分経って、あと少しでショッピングセンターの付近へさしかかるという頃、勲の携帯電話が鳴った。玲子からであった。
「どうしたー」
「恭介が、居なくなってしまったの…」
「ま、またか。あれだけ念を押したのに、あいつは。変なことになってないと良いけどな。とにかく探してみてくれ。俺も急いでいくから」
電話を切ると、勲は走り始めた。一刻も早く公園へ到着して、恭介を探したかった。ともかく、無事を確認したかったのである。
公園へ到着した勲は、まず案内板のところへ向かった。玲子が、恭介がフェードアウトしていることに気づいた地点を確認すると、そこからどちらへ向かっただろうかと予想を立てた。
(あいつの場合、たぶん、こっちの方へ行くだろうな。よし…)
おおよその方向性を定めると、勲は捜索を開始した。公園の横を流れる大きな川に沿って、ひたすら続く桜並木を、恭介の姿を探して進み続けた。
だが、なかなか姿が見あたらない。公園内はなかなかに混雑していて、余計に探すのが大変だった。
(ったく、どこまで行ったんだ。こんなに心配かけて。もう少し探しても見あたらなかったら、警察へ連絡しなくちゃな)
勲は、万一のことも想定し、警察への連絡も具体的に考え始めていた。もちろん、その必要無く、恭介が早く見つかることを祈っていたのは言うまでもない。
もうそろそろ公園の一番奥へと行き着くというころ、勲は70歳くらいの女性に声をかけられ、呼び止められた。
「あのぉ、もしかして、大村さんではないですか?」
勲がそうだと答えると、女性は笑顔になって、言葉を継いだ。
「よかった! 息子さん、1人で歩いてたから。今、うちの主人と一緒にいますので。行きましょう」
それを聞いて、勲は胸をなで下ろした。頭を深く下げて礼を言い、恭介が見つかったということを携帯電話で玲子に知らせた。そして、女性と連れだって、恭介の所へと向かった。
「まだ小さいのに、ちゃんとお名前を言えて、えらいですねー」
「いえいえ。それは良いんですけど、本当にいつも気づくと居なくなってしまう子で。困ってしまいます」
「お父さんとしては、心配でたまりませんよね。本人はケロッとしていましたけれど」
「いつもそうなんですよ。まったく、困ってしまいます」
思えば、買い物中に居なくなったときは、知らないおばさんと仲良く喋っていた。野球場のときはグッズ売り場のお姉さんと、七五三のときはおみくじ売り場のお兄さんと、やはり仲良く喋っていた。父親が猛烈に心配して奔走しているときに、いい気なものである。
恭介の姿が視界に入ってきた。杖をついた老人と二人並んでベンチに腰掛け、おしゃべりに興じていた。しだいに距離が縮まっていくと、恭介も勲の姿に気づいたようだった。
「あ、父ちゃん!」
無邪気に呼びかけられて、勲は無事を喜ぶと同時に、これは厳しく叱ってやらねばなるまいという覚悟を決めた。
二人の所へ到着すると、勲は改めて、老夫婦に礼を言った。
「本当に、親切にしていただいて、ありがとうございました」
「いやー、しっかりしたお子さんじゃ。楽しくお喋りさせてもらいましたわ。感心、感心」
「じゃあね、おじいちゃん!」
「また、どこかでな。お父ちゃんの言うこと、ちゃんと聞いて、良い子にしとるんじゃよ」
そんなやりとりの後、老夫婦は去っていった。
4.父子の対話勲は、先ほどまで老人が座っていたところに腰をかけ、恭介に話しかけた。
「おじいちゃんとのお喋り、楽しかったか?」
「うん! たのしかったよー」
「そうか。それは良かったなー。ただ、父さんに何か言わないといけないことはないか?」
恭介は黙ったままだった。悪いことをしたという自覚はあるのだろうか、それともないのだろうか。まずはそこをはっきりさせたいと、勲は思った。できる限り適切で効果的な〈 しつけ 〉にするために、「何が悪かったのか」をしっかりと納得させた上で、叱りたかった。
「なあ、恭介。お前は、母さんと一緒に歩いていたんじゃなかったか? 母さんはどうしたんだ」
「うーん、わかんない」
「そっか、わかんないか。母さんは恭介をほったらかしにしてどこか行っちゃったのかな。だったら、悪い母さんだな。叱らないとな」
「しかっちゃダメ。かあちゃんは わるくない」
「そっか、母さんは悪くないのか。じゃあ、母さんはほったらかしたわけではないんだな。それなら、どうして、恭介は今、母さんと一緒にいないのかなー」
再び恭介は黙ってしまった。ちょっと可哀想だが、勲はもう少し問い詰めてみることにした。
「黙ってたら分からないなー。恭介はどうしてだと思う? 父さんに教えてよ」
「……川が見えた」
「ん? 川が見えたんだ。それで?」
「行ってみた」
「そっか。川の方へ行ってみたのか。母さんにはちゃんと言ったのか?」
「……いってない」
「母さんに言わないで、黙って、川の方へ行っちゃったんだね?」
「そう……」
「いきなり恭介が居なくなって、母さんはどう思ったかな?」
「……びっくり。……しんぱい」
「びっくりして心配しただろうね。電話がかかってきたとき、父さんもびっくりして心配したよ」
「……ごめんなさい」
「うん。恭介は悪いことしちゃったんだね。何をしちゃったの?」
「いなくなって……びっくり……しんぱい……」
「まあ、そうだね。いきなり居なくなって、父さんと母さんに心配をかけた。でも、それだけじゃない。あと1つあるぞ。何だと思う?」
恭介は答えることができなかった。まだ幼稚園の年長さんになったばかりである。難しい質問であった。
「じゃあ、ヒント。車の中で、父さんとお話ししたことを思い出してごらん」
「……あ。とうちゃんとのおやくそく……」
「お、えらいね。お約束をやぶっちゃったんだよね。父さん、すごく悲しかったな」
「……ごめんなさい」
いきなり何も言わずに居なくなってしまい心配させたことと、約束を破ってしまったこと。今日の恭介がしてしまった2つの悪いことである。落ち着いて対話をする中で、恭介は核心となる部分を自分の口から声に出している。何が悪かったのかということは、おそらく分かったはずだと、勲は判断した。
また約束を破ってしまったけれど、なんだかんだ言って、恭介は良い子だと勲は思った。こうして素直に対話ができるのだから。いつも学校で接しているあの生意気な中学生たちも、かつてはこんな時代があったはずなんだよなあと、勲は少ししみじみとした気持ちになったのであった。
5.約束破りの償い一通り話を終えると、勲は携帯電話を取り出して、玲子に電話をかけた。
「ああ、もしもし。今からそっちへ向かうから」
電話を切ると、勲は恭介の顔を見つめながら言った。
「今日は悪いことをしちゃったな。2つも」
ばつが悪いからだろうか、恭介は顔を背けようとした。
「ちゃんと、父さんの顔を見なさい」
そう言われて、仕方なく、恭介は父の顔を見つめる。勲は、真剣な眼差しで恭介の顔を見つめたまま、話を続ける。
「悪いことをしてしまったときは、お仕置きだったな」
「……おしり いたいの いやだよー。……もう しないよー……」
「うーん、お買い物の時も、野球場の時も、七五三の時も、もうしないって言ったよな」
「……」
「もう二度と父さんや母さんに心配をかけるようなことをしたり、お約束を破ったりしないように、やっぱりお仕置きが必要だと父さんは思う」
ここまで言い終えると、勲はベンチから立ち上がり、恭介の体を抱き上げた。そして、そのまま左肩の上へと載せてしまった。恭介は、ちょうどベランダの欄干に干された布団のような具合になっていた。
左手を恭介の背中の上へと置き、しっかりと支えた。こうすると、ちょうど勲の胸の前方辺りに恭介のお尻がやってくる。恭介は足をジタバタさせていた。
「足を動かすのをやめなさい」
威厳のある声でたしなめられ、すでに泣き出している恭介は、足を動かすのをやめた。
「じゃあ、まずは、父さんと母さんに心配をかけた分。5回叩くからな。よく反省しなさい」
さっそく、勲の右の平手が恭介の尻を打つ。当然ながらかなり手加減されたものであったが、それでも恭介にとっては十分な威力であった。
大好きな父ちゃんの肩に担がれて、涙をポタポタと落としながら、
(とうちゃん ごめんなさい いいこになります)
と、心の中で言いながら、恭介は反省を深めていた。
バッチーン,バッチーン,バッチーン,バッチーン
無言のままで、勲は右手を反復運動させ、恭介のかわいい尻を合計5回打った。
恭介はずっとすすり泣いていた。
「次は、お約束を破った分。これも5回だ。痛くても我慢だぞ」
お仕置きの後半戦を始めるにあたって、勲は恭介のズボンのウエストに手をかけ、少しだけ引き下げた。お尻の部分だけ、グンゼの白ブリーフが丸出しとなった。
「…とうちゃん(グスン)……はずかしいよ(グスン)……」
それには取り合わず、勲は先ほどと同様、無言のままで右手の反復運動を始めた。
バッチーン,バッチーン,バッチーン,バッチーン
4回目で一旦手を休めると、勲は、恭介に声をかけた。
「よし。最後の1発は少し強めで行くからな。我慢だぞ」
言い終えるや否や、勲は先ほどまでよりもやや強い力で恭介の尻を打った。
バッチーーーン
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最後の1発を終え、勲はすぐに恭介のズボンを元に戻すと、恭介の体をやさしく抱きかかえて、頭を撫でてやった。
そして、抱きしめたままで、玲子の待つ桜の木の根もとへと歩き始めた。
しばらくは泣いていた恭介だったが、ゆったりと歩くうちに泣きやんで、落ち着きを取り戻していた。
勲と恭介の父子が歩く川辺の道沿いには、桜の木が立ち並んでいる。風がやさしく吹き抜けていくと、その度に、はらはらと桜の花びらが舞う。
恭介の尻は、その花びらに倣ったがごとく、うっすらと桜色になっているのだろうか。
玲子のところへ到着する少し手前のところにトイレと手洗い場があった。
勲が恭介を下ろしてやると、恭介は顔を洗い、勲が差し出したハンカチで水気をよく拭き取った。
「母さんに会ったら、なんて言うんだ?」
「しんぱいかけて ごめんなさい」
「正解。良い子だな。お腹空いただろう。花見しながらお弁当を食べよう」
2人は連れだって、玲子のところへと歩いていった。
【 後書き 】
お読み下さりありがとうございました。
黙ってどこかへ行ってしまい大目玉という設定は、僕の実体験が元になっています。
幼稚園の年中さんのころ、祖父・祖母と一緒に動物園へ行ったのですが、ふらっと居なくなってしまい、大いに心配をかけました。
そのときの僕はというと、ケロッとした顔で、売店兼レストランのおばさんを相手に、お喋りに花を咲かせていたそうです。
そのおばさんの連絡で、インフォメーションセンターがアナウンスをしてくれたおかげで、無事に僕は祖父母のところへ戻ることができました。
このときのことは、何かにつけて繰り返し繰り返し話題にされ、耳にたこができました。
杖をついたおじいちゃんとのお喋りを楽しんでいた恭介くんは、実は僕自身の投影だったりします。
父ちゃんの肩に担がれてお尻を叩かれるという着想は、アニメ『ドラえもん』から得ました。
2012年9月7日放送の、『アリガトデスからの大脱走』という話の冒頭部分に、
教師ロボットが悪ガキを肩に担ぎ上げてお尻を叩くというシーンがあったのです。
22世紀になっても、お尻ペンペンのお仕置きというのは健在で、教師ロボットにもそうした動作がプログラムされているのだなあと、ちょっと嬉しかったです。

余談ですが、僕もつい最近、肩に担がれてお尻を叩かれるという体験をしました。
この放送を見たとき、「これは大人同士では無理があるよね(笑)」などと思っていたのですが、
その1年半ほど後に、まさか自分がリアルに担がれるとは、思いもよりませんでした。
肩に担がれてお尻を叩かれてみると、お膝の上よりもさらに恥ずかしかったです。
本当に、小さいお子ちゃま扱いされている感じがしますから…。
でも、ぜひ、また担がれたいなあと思っています(←おい大村先生は、僕の処女作である
『カンニングの罪と罰』で、名前だけ登場した人物でした。
いずれ、学校での大村先生の活躍(?)を描いた話も書こうと思っています!
僕が書いた、これ以外の作品については、
創作リスト をご覧ください。
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また、何か、感想などがありましたらお寄せ下さい。
注意)この作品には、体罰を奨励する意図はありません。また、作者である僕は、あらゆる暴力・虐待行為に強く反対します。
小説を拝見しました。(何回か読ませて頂きました)
読んでの感想は、日光さんの小説って、温かいですよね。
何となく、ほのぼのとして、ただし、必ず、運命のお仕置き、尻叩きが待っているのですよね。
でも、その尻叩きも、相手を思っての苦肉のお仕置き。
何となく、お仕置きを受ける男の子を羨ましく思ったりしています。
僕自身未経験の為
機会があれば、日光さんにお仕置きを 受けることを楽しみにしています
それでは、次の作品を楽しみにしています