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白ブリーフの幾何学(?)

『白ブリーフの幾何学』などというと、どんな小難しい記事だろうと思われるかもしれませんが、大した内容ではありませんのでご安心(?)下さい。

正五角形を定規とコンパスだけを使って描くことが出来ます。
これには、正五角形の〈 一辺の長さ 〉と〈 対角線の長さ 〉の比が、ちょうど 黄金比 (およそ5:8)となることを用いればいいのです。

註1)黄金比はきちんと計算すると、黄金比 となります。
無理数 黄金数 を含みますが、近似値を求めると 約 1:1.618 すなわち、約 5:8 となります。

註2)定規の目盛りは使いません。定規は直線を引くために用います。同じ長さを測りとるためには、コンパスを用います。
なお、具体的な作図の仕方は検索をかければいろいろと出てくることと思います。

註3)正五角形の一辺の長さと対角線の長さの比が黄金比であることは、中学3年生レベルの知識(三角形の相似と二次方程式)があれば簡単に証明できます。よかったら挑戦してみてください。


しばらく前のことですが、僕は定規とコンパスでいろいろな図を描いて遊んでいました。
その中で、正五角形の図も描いたというわけです。
そして、「そういえば五角形ってなんとなくブリーフに似てるなあ」などと思い始めました。

註4)余談ですが、検索したところによると、中国語でブリーフのことを 〈 三角裤 〉 と言うようです。また、それに対して、〈 四角褲 〉 がトランクスを意味するようです。三角と四角なんですね。


そこで、さっそく、正五角形の図を白ブリーフの絵に改造してみました(笑)

O61cb.jpg

うーん、なんだか違和感がありますね。
穿き込みが深すぎる感じがするのと、底の部分がとんがっているのがなんとも(^^;)
とんがっているのを何とかするために、少し補正をかけて六角形にしてみたりもしたのですが、やっぱり、「うーん」な感じですね。
いかがですか?

「ここまで来たら、もっとリアルなのを描きたい!」と思った僕は、タンスから白ブリーフを持ち出してきて、
物差しで長さの測定をはじめました。
測ったのは、現在愛用中のブリーフ。こちらの記事 で紹介している、グンゼの「やわらか肌着(厚地)」スパンブリーフ(160cm)です。

測った長さからおおよその寸法比を求めて、それに比例させた図を描きました。
今度は定規の目盛りも用いています。コンパスも曲線部分に活用しました。

lcUB1.jpg

さすがに、きちんと測って描いただけあって、なかなかリアルですね。
僕は絵がたいへん下手くそなのですが、それでもこんな感じに仕上がりました。

三角形や五角形になんとなく似ているとはいっても、「やっぱりブリーフは六角形なんだなあ」と、改めて思いました。

スパンゴムの部分一番太い部分(穿き込み部分とブリーフライン部分の境界)底の部分 の3カ所に着目して比を出したのが、今回のポイントです。

縦の比は、2:3
横の比は、13:16:5

もちろんこの比は、銘柄によっていろいろと差があると思います。
よかったら、ご自身のお手持ちのブリーフを物差しで測って、比を出してみてください。
そして、定規(とコンパス)を手に取り、ブリーフの絵を描いてみてはいかがでしょうか?

以上、Nikkoh君の自由研究のレポートでした(笑)

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コメント

[C105] ブリーフパンツ

日光さんへ
ツルツル君です
パンツの黄金比、非常に勉強になりましたし、楽しかったです。
でぇ、日光さん、出来れば、大人用と中高生・小学生用の黄金比も調べて頂けませんか
違いはないかも知れませんが、小学生や中高生の男の子のお尻は、プリプリしていますから、多少は比率に変化が生じているかなぁーと思いまして
ご検討、宜しくお願いします

[C108] ツルツル君へ

ツルツル君、いつもコメントをありがとうございます。

黄金比の話は、ちょっと数学の知識を入れてしまったので、読みづらかったかもしれませんが、
楽しんでいただけたようで良かったです。

男児用と紳士用の比較は確かに気になりますね!

表示されている数値を見ている限り、男児用の方が、胴囲の数値が小さめになっているようです。
例として、グンゼのブリーフの場合、紳士用Sサイズも男児用160cmサイズも、
ともに【対応身長】は 155~165cm となっていますが、
【胴囲】は、紳士Sが 68~76 に対して、男児160の場合 62~70 となっています。

ゆえに、寸法の比にも違いがありそうだという仮説が立ちますね。
また、近いうちに検証してみます。
追加課題をありがとうございました。
  • 2014-05-03 21:41
  • 日光(Nikkoh)
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[C116]

初めまして。「ブリーフの幾何学」は大変面白いですね。私は青少年時代に欧州在住でしたので、帰国後に知った日本型(英米型)ブリーフはかなり形状や穿き心地が違うと感じていました。そこで、向こうで穿かずに残ったジュニア用~今穿いている成人用まで、新品状態の普通の白ブリ6種の寸法を測ってみたら、縦の幅はどれも約1:2で横の幅は約3:3.1:1でした。やはり日本のとはかなりの違いがありますね。
  • 2014-05-10 01:48
  • 洋ブリ派
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[C120] 洋ブリ派

洋ブリ派さん、ようこそ! コメントありがとうございます(^^)
白ブリーフの幾何学を楽しんでくださり、また、ご自身の追加研究のご報告もいただき、嬉しく思います。

同じ白ブリーフでも、ヨーロッパのものと日本のものでは結構違いがあるものですね。
さらに比較がしやすくなるよう、〈 最小公倍数 〉を活用してみることにしましょう。

縦は、上端から下端までの長さを2+3=5と1+2=3の最小公倍数である15で統一しましょう。

すると、日本が 2:3 ⇔ 6:9 で、
欧州が 1:2 ⇔ 5:10 になりますね。

穿き込み部分が「6」と「5」となり、欧州のもののほうが穿き込みが浅いといえそうです。

横は、最上部のスパンゴムやアウトゴムの部分を13と3の最小公倍数である39で統一しましょう。

すると、日本が 13:16:5 ⇔ 39:48:15 に対し、
欧州が 3:3.1:1 ⇔ 39:40.3:13 となります。

一番幅の広い部分が「48」と「40.3」ということで、かなり差がありますね。
日本のものの方が幅がかなり広くなっています。
底部も「15」と「13」で、やはり、日本のものの方が幅が広いですね。
  • 2014-05-11 21:52
  • 日光(Nikkoh)
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[C126] 日欧比較

返レスありがとうございます。公倍数を採ったことで比較結果がはっきりして、ブリーフの幾何学が更に面白くなりました(目覚めてしまったようです^^)。「幾何学」と「穿いた感じ」の関係で改めて気付いたことをメモいたします。
 
縦の比率:欧州白ブリーフでは穿き込みがやや浅い上に、足口カットが深くて(長くて)ハイレグ気味なので、あのようになるようです。その結果、前面の足口のブリーフラインは太股の付け根に沿ってフィットします。日本の白ブリーフはカットが浅いので、太股の付け根よりかなり下側に沿ってフィットするようですね。

横の比率:新品をよく見ると、股幅の一番狭い所は底部より少し上の位置にあります。欧州ブリはそれがハッキリしていて、底部から上に向かってアーチラインで狭まり、最狭部を過ぎると幅が緩やかに広がっています。先日の6枚について測ると、ウエスト:最幅広部:底部:最狭幅は39:40.4:13:10.4~11.5でした。最狭部は丁度、「袋」の付け根辺りに来ます。  

日本のブリーフはどうなのでしょうか?やはり穿かずじまいに残った弟の160サイズの白ブリーフ(グンゼ型T.D.社製)が1枚あったので測ってみると、約39:47:15:14.4でした。ウエスト:最幅広部:底部はNikkohさまの測定結果とほとんど同じで、最狭部は欧州白ブリに比べてかなり幅広ですね。

以上のような差は穿き心地や穿いたときの外観と強く関係するようです。いわゆるブリチラもその一例です。向こうにいたとき、夏期のショーツ(半ズボン・短パン)で、ブリチラを見た経験が殆どありません。欧州ブリの幾何学的な特徴のためでしょう。一方。帰国後に弟が日本の白ブリで同じショーツを穿いたら、見事にブリチラしてしまいました(弟はそれを嫌がって穿かなくなりました)。
  • 2014-05-17 09:37
  • 洋ブリ派
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[C135] 洋ブリ派さんへ

洋ブリ派さん、コメントありがとうございます。レスがたいへん遅くなりました。。。

> 公倍数を採ったことで比較結果がはっきりして、ブリーフの幾何学が更に面白くなりました(目覚めてしまったようです^^)。

僕の記事がきっかけで、ブリーフの幾何学を楽しまれておられるようで、とても光栄に思います。
そして、さらに詳細な〈 研究 〉成果をご報告いただき、感謝します。
何せ、欧州のブリーフには馴染みが無く、手元にも現物がないものですから、非常に興味深いです。

欧州のブリーフと日本のブリーフでは、ブリーフラインの来る位置が違うのですね。
欧州は太ももの付け根に沿うのに対し、日本のものは太ももの付け根よりかなり下側に来る。
日本のブリーフに慣れた僕などが穿いたら、きっと違和感を覚えるだろうなあと思いました。

> 股幅の一番狭い所は底部より少し上の位置にあります。

これは興味深いですね!
差が顕著な欧州ブリーフが手元にあるからこそ、お気づきになれたことかもしれません。
(僕は気づいていませんでした)

> ウエスト:最幅広部:底部:最狭幅は39:40.4:13:10.4~11.5でした。
> 約39:47:15:14.4でした

改めて、欧州のものと日本のものの測定結果(最狭幅も考慮に入れたバージョン)をありがとうございます。
これを見ているだけでも、差異がよくわかりますね。例えば、日本のもののほうが、明らかに覆う面積は大きいですよね。
この数値を元にした作図を、いずれしてみたいなあと思っています。
もしできたら、またブログで公開しますね(^^)

> 向こうにいたとき、夏期のショーツ(半ズボン・短パン)で、ブリチラを見た経験が殆どありません。欧州ブリの幾何学的な特徴のためでしょう。一方。帰国後に弟が日本の白ブリで同じショーツを穿いたら、見事にブリチラしてしまいました(弟はそれを嫌がって穿かなくなりました)。

日本のブリーフの方が、〈 ブリチラ 〉しやすいというわけですね。
確かに解析結果からするとそうなりますし、洋ブリ派さんがご自身の目で確認されたこととも一致しますね。
こちらも興味深い情報をありがとうございました。

また、何かお気づきの点などありましたら、ぜひ教えてくださいね
  • 2014-06-07 21:01
  • 日光(Nikkoh)
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[C151] ブリーフの多様性

再返レスありがとうございます。

ブリーフは、大げさにいうと、本質的に、トランクスやボクブリにはないバリエーションの可能性を秘めた下着ではないかと思い始めています。

たとえば、Nikko様が提唱されたた①幾何学的ファクターの他に、②前開きの有無、③ある場合はその方式(注1)と深さ、④ない場合は前部の生地と扱い(殆どが二重ですがその幅・長さ・両端の縫製処理)、⑤生地質(100%コットンかスパンデックス混紡か)、⑥生地の編み方・弾力・その方向・厚さ、⑦足口の縁取りの幅や強さ等々・・があります。 ①X②X③X④×⑤×⑥×⑦・・だけでも相当なバリエーションで、いずれも穿き心地を大きく左右しますよね。私は、日本のも穿いてみて気付きました。

トランクスにはこのようなバリエーションの可能性がなく(色と模様くらい)、四角パンツのボクブリもファクター数が少ないです。ブリーフの穿き心地に色や模様の差なんて関係がなく、白が(白で)良いのです。①~⑦だけでも色々な組み合わせの妙があると思います。
  • 2014-06-22 21:12
  • 洋ブリ派
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  • 編集

[C160] 洋ブリ派さんへ

洋ブリ派さん、コメントありがとうございます!
レスが遅くなってしまい、すみません。

> ブリーフは、大げさにいうと、本質的に、トランクスやボクブリにはないバリエーションの可能性を秘めた下着ではないかと思い始めています。

おお、これはまた興味深い指摘ですね。
いわれてみれば、確かにそうだなあと、頷かされました。
欧州型と日本型だけでも、あれだけ違うわけですしねー

①幾何学的ファクター
②前開きの有無
③ある場合はその方式(注1)と深さ
④ない場合は前部の生地と扱い(殆どが二重ですがその幅・長さ・両端の縫製処理)
⑤生地質(100%コットンかスパンデックス混紡か)
⑥生地の編み方・弾力・その方向・厚さ
⑦足口の縁取りの幅や強さ等々・・があります。 

穿き心地を決める要因って、考えてみると本当に多いですね。
きっと、下着メーカーで開発にたずさわっている方々は、こうしたありとあらゆる要素について、日々試行錯誤を繰り返しているのだろうなあと想像します。

> ブリーフの穿き心地に色や模様の差なんて関係がなく、白が(白で)良いのです。①~⑦だけでも色々な組み合わせの妙があると思います。

ブリーフ派の場合、穿き心地(着用感)や機能性を大切にする方が多いというイメージがあります。
僕なんかもそうで、お気に入りの穿き心地の良いブリーフと出会うと、ずっとそれを穿いていたくなります。かなり穿き込んで古くなっても、大切に穿きたくなるんですよねー。
色々なバリエーションがあるというのは、そういう意味ではとてもいいことですよね(^^)
  • 2014-07-14 00:12
  • 日光(Nikkoh)
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プロフィール

日光(Nikkoh)

Author:日光(Nikkoh)
ギリギリ昭和生まれのゲイです。
生粋の白ブリーフ派。幼少の頃から30年と少し、僕のパンツはずっと変わらず、真っ白なブリーフ(スタンダード)オンリーです。 
白ブリーフ・白短パン・スパンキングなどについて、いろいろ調べたり妄想したりしています。
このブログへは、それらのフェチに関する内容について書いた記事を格納していきます。
《 未成年者の閲覧を禁止 》します。
成人の方は、ご自身の判断と責任に基づいてご覧ください。
なお、当ブログには、

・ 現実の人間関係においての一切の体罰や暴力行為
・ 現実の教育における管理教育

を推奨する意図はありません。

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