《 ブリーフ率 》とは、
全体に占める(白)ブリーフ着用者の割合 のことです。
例えば、クラスの男子20人中、10人が白ブリーフを穿いていれば、そのクラスのブリーフ率は、50%となります。
僕の中学時代のブリーフ率は、以前にも書きましたが、世代からするとかなり高かったです。
・ 小6(1999) = 32% (19人中6人)
・ 中1(2000) = 63% (19人中12人)
※ 中1当初は、79% (19人中15人)
・ 中2(2001) = 45% (38人中17人)
・ 中3(2002) = 42% (38人中16人)

その要因として、母校K中での指導があるのは明らかです。
生徒手帳には
「はでな色物、柄物のシャツなどを着用せず、白の下着を着用する」
とあるだけで、これはどちらかというとカッターシャツの下に着るものを規定しようとしたものなのだろうと思います。
(因みに、カッターシャツの中は、白下着率 100% でした。中1のときは白のランニングシャツ指定、中2以降は改訂されてランニングシャツでも半そでシャツでも良かったけれど、白のランニングシャツが一番多かったです。夏服のときは中2以降も実質的に白のランニングシャツ強制で、みんなもれなくランニングを着てました)
ただし、体育の授業の時に、
「短パンから透けたりはみ出したりしたらみっともないので、トランクスではなく白のブリーフを穿いてくること」
という指導はありました。
もちろん、下着検査などは、少なくとも僕の時代になると妄想の世界のお話であって、そんなことは一度もなかったです。
とはいえ、股下5センチの綿ポリ白短パンでの体育授業ですから、“見よう” としなくても見えてしまいます。
トランクスがはみ出ていたり透けていたりすると、軽く注意はされていました。
「パンツはみ出てる(透けてる)ぞ、ブリーフ穿いて来いよ~」みたいな感じで、あくまでも軽く。
(体操シャツを短パンに入れていないヤツの方が厳しく叱られていた。イン率 100% でした)
要は、白ブリーフを穿くようにという指導はあったけれど、そこまで徹底はされていなかったということです。
(だから、ブリーフ率は高いけれども、100%ではなかった)
ブリーフ率が4~7割となったことについて、少し考えてみます。
当時、まだボクサーブリーフは珍しく、“ブリーフ派” と “トランクス派” の2勢力を考えればよかった時代です。
また、男子の中には、無頓着というかこだわりが無い層もそこそこ居て、彼らを “どちらでも派” としておきましょう。
2000年~2002年頃、たいていの中学では、トランクスがかなり台頭していたと思います。
ブリーフはダサいという価値観が支配的で、ブリーフを穿いている子が弄られたりからかわれたりという事案が、たくさん発生していたことでしょう。
(そのことを 中 学 生 日 記 で取り上げたのが
『ああ、ブリーフ』 で、これは 2004年5月放送でした)
そういう状況の中ですから、
【A】 ブリーフ派なので、ブリーフを穿く。
【B】 ブリーフ派だが、弄られるのが嫌なので、トランクスを穿く。
【C】 どちらでも派なので、周りに流されて、トランクスを穿く。
【D】 トランクス派なので、トランクスを穿く。
といった具合で、よほど信念をもってブリーフを穿こうとしない限り、トランクスになってしまいます。
特に、【C】の層は実はかなり多かったのではないかと、僕は考えています。
これが、猫も杓子もトランクスだらけになった、からくりでしょう。
一方、K中の場合、徹底はされていなかったとはいえ、「白のブリーフを穿いてくるように」という指導がありました。
そうなると、状況は変わってきます。
【1】 ブリーフ派なので、ブリーフを穿く。
【2】 どちらでも派なので、学校の指導を守って、ブリーフを穿く。
【3】 トランクス派だけど、学校の指導があるので、ブリーフを穿く。
【4】 トランクス派なので、トランクスを穿く。
先ほどとは打って変わって、上から3項目が、ブリーフを穿くという結論になりました。
小6の時にすでに 32% まで落ちていたブリーフ率が、中学になってから一気に盛り返したわけですが、この「ブリーフ再転向」をした人たちの中には、
・ ブリーフ派なのに弄られるのが嫌でトランクスを穿いていた人が、「これで堂々と穿ける」と喜んで再転向したパターン
・ 本当はトランクス派なのに学校の指導があるから渋々ブリーフにした、真面目なトランクス派少年パターン
があったでしょうが、
実のところは “どちらでも派” が、一番多かったのかもしれないと、僕は思っています。

“どちらでも派” の動向って大きいですね。
余談ながら、K中時代に、トランクスを穿いている連中は、
「パンツをなるべく上まで引き上げ & 短パンを少し(注意されない程度に)下げ気味で穿く」
というワザ(?)で、トランクスはみ出し事案を回避する策をとっていた印象があります。
トランクス着用で注意されるという事案が、さほど頻繁には生じなかった裏には、彼らの涙ぐましい(?)努力があったということでしょうかね。
※ 僕の中学時代の思い出については、
K中シリーズ をご覧ください。
いつも楽しみにしてます!
もっと、色々見たいです(  ̄▽ ̄)