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K中(その1) 入学と服装規定のこと 


K中(その1) 入学と服装規定のこと  (2012年5~6月初版公開、2020年3月26日再編集) 

2000年4月某日、中学の入学式の日の朝、試着の日以来2度目に制服を着ました。
肌着は白い無地のU首Tシャツと、白い無地のブリーフ。これは小 学 生のときと同じ。
Tシャツの上から白いカッターシャツを着て、ブリーフの上から黒い学生ズボンを穿いて、最後に真新しくブカブカの学ランを着て完成。
真っ白な紐付きの運動靴を履いて、学生帽をキリッとかぶって、いざ出発。

学校へ着くと、新入生たちはグラウンドに集まっていました。小 学 生時代の友人も当然ながらいっぱいいます。僕も彼らも、見慣れた私服姿ではなく、みんな同じ制服姿。ああ、中 学 生 になったんだなあという実感が強まりました。



体育館での入学式と始業式が終わると、教室へ移動して、配布物を受け取ったり、担任の話を聞いたりして、この日は終了。
配布物の中には、「生徒手帳」もあり、帰宅後の僕は人生で初めてもらったその小冊子をパラパラと読みました。

生徒手帳 表紙  生徒手帳 カバー

約100ページからなる冊子の後半部分はダイアリー。
前半部分には、「校訓」や、「学校沿革史抄」や、「生徒心得」などなどが掲載されていました。

その中から「生徒の服装について」を引用してみましょう。

【 生徒の服装について 】
本校には定められた服装がある。生徒の通常の服装は、次の規定による。校区外外出の場合もこれに準ずることを原則とする。

(1)制服
夏季、冬季の衣替は、6月1日、10月1日の前後1週間をめどとする。

○ 男子
冬服…黒のつめえり上衣、黒の長ズボン(上衣の下は白のカッターシャツ)
夏服…白の半そで開襟シャツ、黒の長ズボン
※ 学生服のボタンは中 学 生用を使用する。変形の上衣、ズボンは使用しない。また、つめえりのホックやボタンをはずさない。

○ 女子
冬服…紺の長袖セーラー服、紺のひだスカート、白ネクタイ(三角状のもの)
夏服…白の半袖セーラー服、えりは紺、紺のひだスカート、黒ひもネクタイ(上衣の下は白のタンクトップ)
※ セーラー服の襟には白線(5mm)を3本入れる。スカートはひだ数が24〜28のもので長さはひざ下10cm程度とする。

(2)帽子
○ 男子

冬季…黒の学生帽に校章のついたものを着用する。
夏季…体操帽子を着用する。

(3)頭

○ 男子は中 学 生としてふさわしい髪型にする。
○ 女子は前髪がまゆにかからないようにし、後髪はえりにかからないようにする。

(4)名札・校章

名札・校章は定められた箇所につける。

(5)下着

○ はでな色物、柄物の下着は着用しない。色は白がのぞましい。
○ Tシャツは着用しない。

(6)ベルト

○ ベルトは無地で、色は黒・紺、幅3cmのものを使用する。男子は必ず着用する。

(7)ソックス

男子…白色(ハイソックス、ワンポイントは着用しない)
女子…白色の三つ折り用

(8)通学靴

白のひもつき運動靴を使用する。

(9)上ばき

定められた学年色のものを使用する。

(10)カバン

手提げカバン、または肩掛けカバンを用いる。

(11)サブバック

校章入りナップザック(男子―紺、女子―赤)を使用する。

(12)防寒具(原則として12月〜3月)

○ 手袋は無地の白色とする。
○ 女子のコートは学校で指定された型で、色はベージュを原則とする。
○ セーター類は白、黒、灰、紺色で制服から出ないものを原則とする。
○ ストッキングは肌色のものを着用してもよい。
○ 自転車通学者については、自転車のハンドルカバーを着用してもよい。

(13)その他

上記以外の服装を着用する時は担任の許可を必要とする。



これで全文ですね。いろいろと細かく決まっています。
小学校というところはこういう決まり事は無いに等しいので、やっぱり中学校というのは厳しいなあというのが、当時の僕の感想だったかなあと思います。

男子の冬服というと、学生帽と学生服とズボンが黒色、カッターシャツと靴下と靴と下着類が白色ということで、パンダ状態ですね。
夏服の場合は、ズボンが黒色である以外は全部白色ということになります。

 ※ 中2になったときに、少し改訂がありました。その内容は、 生徒手帳の改訂  からどうぞ。

ところで、ここには体操着のこととかは書いてありませんね。その辺りは別紙にて説明されました。
以下、体操服と下着について、実際のところどんな風に決まっていたか、具体的に書いてみます。 

1.体操服
体操服については、生徒手帳には記載が無く、プリントが配られたはずです。
残念ながらそのプリントは手元に残っていませんが(残念)
ただ、どういう風に規定があったかということは当然覚えているので、それをもとに書き起こしてみます。そのため、配布されたプリントとは体裁は当然異なりますし、いわゆる不文律だった部分も明記してしまっているかもしれませんが、書いているのは実際に指導されていた内容です。

【 夏用 】(これが基本形)
・ 白色の半袖体操シャツ
・ 白色の短パンツ
・ 白色の体操帽子(校章付き)

※ 補足
 (1) 体操シャツの裾は必ず短パンツの中に入れる
 (2) 短パンツの下には下着を着用する
 (3) 体操シャツの胸の部分と短パンツの尻ポケットの部分に名札を縫いつける

こんなところですね。
補足の(1)については徹底されていて、違反している(体操シャツの裾をだらしなく出している)と厳しく注意されました。
補足の(2)については、要するにパンツなんですが、生徒手帳の記載によれば色物や柄物禁止で白色という縛りになります。
補足の(3)については、学校御用達の洋品店ではすでに名札が縫いつけられた状態で売られていたので、実質は名前ペンで記名するだけでした。
靴と靴下はここでは記載がないですが、靴は「白のひもつき運動靴」,靴下は「白色(ハイソックス、ワンポイントは着用しない)」と決まっていますので、体育の時も同じ事です。
これで読者の皆さんには、上から下まで状態がイメージできたでしょうか?

上から、白い帽子 → 白い体操シャツ → 白い短パン(中は白い下着)→ 白い靴下 → 白い運動靴 ということで、完全白装束ですね(笑) 
この白装束が、しだいに砂で薄汚れていく感じが、なんとなく好きでした。

【 冬用 】(基本的に11月〜3月)
夏用の上に加えて以下のものを着用可。
・ 紺色の体操ジャージ上下(上着には校章&名札付き)
・ 白色の軍手

これは夏用の上にそのまま着るので、白短パンはそのまま穿くことになるのです。つまり、下半身は、下着+短パン+ジャージの3枚重ねになります。
上半身は、半袖体操シャツ+ジャージの2枚重ねでした。やはり体操シャツのしたに肌着を着るのはダメでしたし、体操シャツを長袖にするのもダメでした。
体操帽子はもちろん冬も着帽です。
長距離走の計測の時はジャージを脱がされていました。重ね着してるだけだから、ジャージを脱げばそのまま夏の姿になれますからね。


夏用/冬用体操服の写真(被写体は18歳のころの僕)

 
開封前の短パン

K中の短パン_実物_表側 K中の短パン_実物_裏側
中学時代、はき込んだ短パン(現物) 

【 水泳 】
・ 紺色のスクール水着(名札を縫いつける)
・ 白色の水泳帽子

水着はボックス型でもビキニ型でもどちらでもよかったはず。ほぼボックス型の独壇場だったけども。水泳帽子は忘れると予備を借りるのだけれど、予備は赤色で、すごく恥ずかしい代物でした。

【 相撲 】
・ 白色のまわし

相撲の授業の時は、白いまわしを締めてやっていました。
昭和の時代は、本当に全裸にさせてまわし一丁でやっていたらしい(先生談)。相当恥ずかしかっただろうなあ(ドキドキ) 
 ※ 関連記事 ⇒  I先生の相撲授業・妄想 前編 後編 (2014年2月公開) 
僕の在学当時は先生によって違っていて、2年上の先輩はサポーターまたは白い下着の上からまわしを締めて上半身裸,1年上の先輩は白短パンの上からまわしを締めて上半身裸だったそうな。
僕らは残念ながら上はジャージ、下は白短パンの上からまわしを締めました。相撲をやったのが1月だったのもありますけれど。
 ※ 関連記事 ⇒ 冬の体育(相撲)(2012年11月29日公開)


2.下着
下着については、生徒手帳にも一応記載があって、もう一度引用すると、
○ はでな色物、柄物の下着は着用しない。色は白がのぞましい。
○ Tシャツは着用しない。

とのことで。文書化されているのはこれだけです。
上半身用と下半身用で分けてもうちょっと実態を書いてみましょう。

(1) 上半身(いわゆる「シャツ」)

まず文書化されている部分からすると、色物と柄物はまずはアウトで、色は白色指定。かつ、Tシャツは禁止。
すると、残された選択肢は、「白色の無地のランニングシャツ」しかありませんね。
別にシャツの検査なんてしないんですが、特に夏場は簡単にばれてしまいます。
というのは、夏は半袖開襟シャツを着るのです。そして、汗をたくさんかくのです。そのため、もう甚だしくスケスケ状態になるのです。
色柄ものなんか着てたら即刻分かりますし、袖のついたものを着ていてもバレてしまう。
丸首のシャツだったら開襟シャツの胸元から出てしまうから、ただちに判明です。
そんなわけで、特に夏は見事にほぼ全員白いランニングシャツを着てました。
僕は実はランニングシャツの着心地が少し苦手で、袖付きのほうが良いのですが、それでも我慢してランニングシャツ着てました。
冬は学ランを着ていることもあってまずバレないので、普通に袖付きシャツや厳冬期は長袖シャツを着てたりしたけれど(ただし、色は白オンリーでした)。
しかし、なぜ袖のあるシャツはダメだったのでしょうね。謎です。


(2) 下半身(いわゆる「パンツ」)

下半身用についても、文書化されている部分からすると、色物と柄物はまずはアウトで、色は白色指定ということになります。
要は形状の指定は(生徒手帳の文言上)無く、白色無地であればいいわけですが、トランクスで本当に真っ白というのはほぼ皆無ですし、当時はまだボクサーブリーフなどというものはまだまだ多くは出回っていませんでした。 
K中の体操着の短パンは、股下5センチくらいしかなく、すごく短いのです。それに、とてもよく透ける。 
だから、色柄物のパンツを穿いていると、わりとすぐにわかってしまいます。
また、たとえ白色無地のものでも、トランクスやらボクサーブリーフやらを穿いたとすると、短パンからはみ出してしまいます。これは好ましくない。 
そういう事情もあり、体育教師は、「体育のある日は白ブリーフを穿いてくるように」と指導していました。
もし短パンからパンツの色や柄が透けていたり、はみ出していたりすると、注意を受けるのです。ただ、そこまで厳しく徹底されているわけではなく、口頭で少し苦言を呈されるくらいのことが多かったです。 
そういうわけで、シャツほどは指導を守っていた人は多くなく、学年が上がるほど、トランクスを着用している者が多かったです。それでも、中1ならば7割,中3でも4割くらいは白ブリーフを穿いていた(体育のある日だけかもしれないけど)ので、これは当時としてはかなりブリーフ率が高かったと言えるでしょう。 
真面目な男子や、素朴な感じの男子は、もれなく中3の終わりまで白ブリーフを穿いていました。 
僕はパンツについては白ブリーフ派だから、当然中学時代も白ブリーフを穿き通しました。これができたのは、こういう学校だったからかもしれません。他の学校だったらブリーフ派が絶滅寸前まで行ってしまっていたでしょうから。

小6のとき、もうすでにトランクスが7割くらいと幅を利かせていましたが、
「中学へ行ったら、男子は白ブリ穿かなきゃダメらしいぞ!」
という情報が広まっていました。兄貴のいるやつとかが発生源だったのだろうと思います。
僕よりもう少しだけ年上の世代までは、もっと厳しく指導が入っていて、9割以上が白ブリーフとかだったのかもしれませんね。
 ※ 関連記事 ⇒ フィクション・ 兄ちゃんのパンツ(2015年7月23日公開)

ブリーフ+ランニング(表裏)
白ブリーフと白のランニングという "模範的" な下着姿。21世紀でもこの通りでした。 

【 次記事 : K中(その2) 初めての体育の授業 / 身体測定 】

総目次は、 こちら 







◆ おまけ:生徒手帳 

ここに載せるのは、中1のとき(2000年度)のものです。
中2〜中3のときのものは若干内容が変わりました。そちらはまたそこまで話が進んだなら掲載する予定です。

 ⇒  生徒手帳の改訂  からご覧ください。 

あと、全文は分量が多すぎて掲載できないので、一部分です。ご了承下さい。










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再編前の記事にいただいていたコメントを転載。 

2012-06-19 19:55:26  はねはね
初めまして!
ブリーフかなんかで検索していたら偶然たどり着きました。はねはねと言います。よろしくお願いします。
さて、校則の続き、体操服と下着の件、知りたいです。トランクス禁止で白ブリーフonlyだったんですか?スゴすぎます…出来れば生徒手帳の該当ページのアップをお願いします。ではでは…




2012-06-19 20:13:05  Nikkoh
はねはねさん、コメントありがとうございます。
読んでいただいて嬉しいです。
体操服と下着のことを書くつもりの続編、予告はしたもののなかなか書けずにおります。
(体調を崩したり、忙しかったりといろいろでして^^;;)
ノロノロペースで更新していきますので、気長にお待ち下さればと思います。

該当ページのアップは、検討してみますね~。

ではでは~




2012-06-19 20:26:43  はねはね
早速の返信ありがとうございました。
何もして差し上げることも出来ませんが、ご体調が優れないとのこと、一日も早いご回復をお祈りしております。
更新はゆっくりで構いません。これからもよろしく!!
それでは。




2012-06-26 23:41:05  Nikkoh
はねはねさん
コメント、お気遣いありがとうでした。
お返事遅くなってごめんなさい。
体調が戻って参りましたので、ぼちぼち更新していきますね。
とりあえず、体操服と下着のことを書かないと。
また見に来てやってください






2012-07-08 17:34:15  はねはね
スミマセン。すっかりコメントが遅くなってしまいました。楽しく拝見しました。
白ブリーフ推奨といっても、やはり制服などと違って必要以上の指導は出来ないですよね。それにしても、今ってあんまりトランクス履かないですよね。電車とかで偶然中高生のパンツが見えることがありますが、ボクブリのような感じですし、昔トランクス禁止の校則があったなんて言っても眉をひそめるだけでしょうね。




2012-07-09 00:00:18  Nikkoh
はねはねさん、コメントありがとうございます。

楽しんでいただけて嬉しいです。
まあ、さすがに、大っぴらに「下着検査」みたいのは基本的に無かったですねえ。
短パンから透けてたりはみ出してたりってのを見とがめられてる光景はわりとしょっちゅうでしたけども。
K中シリーズはまだまだ続きを更新していくので、よろしければ続きもお楽しみに。

今の中高生はボクサーブリーフが主流のような気がします。トランクスも減ってきているような感じで。
白ブリーフ穿いてる中高生というのは、もはや探し出すのは至難の業でしょう。

時代は着実に変わっていっているということですね。






2013-05-31 20:28:25  北極星
こんばんは。生徒手帳とか懐かしいなぁ。
私の通っていた中学も校則が厳しくて、下着は白と決められていました。
なのでパンツは全員白ブリーフ、シャツも首周りが見えてはいけないということで
丸首は禁止、ランニングシャツかU首のシャツしか着られませんでした。
当時は嫌で嫌でしょうがなかったなぁ。




2013-06-01 11:03:27  Nikkoh
北極星さん、久々のコメントありがとうございます(^^)

70年代後半から80年代にかけての時期は、そういう学校も現実に結構あったようですね。
文部省(現・文部科学省)が、校則の見直しを進めるようにというお達しを出したのは80年代末か90年代初頭のことでした。

ボクサーブリーフが一般的でなかった当時、《 下着は白! 》 と指定すると、必然的に白ブリーフになりますよね(^^)
ランニングとU首しかダメだったのですね。それも僕と同じです!
中1のときはランニングしかダメでしたが、中2からはU首ならば袖付きシャツも解禁されました。
近日中にその辺のことを書く予定です(K中シリーズ2年生編第4回)。

では。今後ともご愛読下さい!

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[C454] 半ゴム白短パン

非常に懐かしいですね。中学入学時は、非常に興奮しました。

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日光(Nikkoh)

Author:日光(Nikkoh)
ギリギリ昭和生まれのゲイです。
生粋の白ブリーフ派。幼少の頃から30年と少し、僕のパンツはずっと変わらず、真っ白なブリーフ(スタンダード)オンリーです。 
白ブリーフ・白短パン・スパンキングなどについて、いろいろ調べたり妄想したりしています。
このブログへは、それらのフェチに関する内容について書いた記事を格納していきます。
《 未成年者の閲覧を禁止 》します。
成人の方は、ご自身の判断と責任に基づいてご覧ください。
なお、当ブログには、

・ 現実の人間関係においての一切の体罰や暴力行為
・ 現実の教育における管理教育

を推奨する意図はありません。

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