FC2ブログ

Entries

僕の下着は白! こだわりの白! 

かつて、高度経済成長(ならびに石油危機からバブル期までの安定成長)を謳歌した昭和の日本において、男性の下着は圧倒的に白ブリーフが一般的だったという。 
(関連記事:
芸能人の下着調査 1982 ~白のブリーフ派が当たり前だった時代~ ) 
白ブリーフは長らく男性の下着の "王道" に君臨し続けたが、バブル期以後に苛烈なまでのネガティブ・キャンペーンが全社会的に繰り広げられ、20世紀末までには少数派・異端・迫害対象にまで陥落してしまった。この頃の白ブリーフ派に対する迫害は凄まじいものであった。意に反して白ブリーフを穿くことをやめた男性もかなりの数に上るはずだ。  
代わりに多数派に躍り出たのはトランクスであった。猫も杓子も柄物のトランクスを穿いている時期がしばらく続いたが、21世紀に入ってしばらくすると今度はボクサーブリーフが台頭し、2022年現在ではボクサーブリーフが最多数派となっているようだ。 
かつての "王道" である白ブリーフの勢力は盛り返すことなく、今なお少数派のままである。しかし、完全に消滅することはなく、根強い愛用者が存在し続けている。自らの好みで白ブリーフを選んで穿いている男たちだ。 

母親が息子に買い与える下着ということを考えたとき、20世紀のうちは白ブリーフが一般的だった。しかし、今や、そもそも息子に白ブリーフを買い与えない母親が多数になっている。白ブリーフに対してネガティブなイメージを強く焼き付けられた世代が親になっているのだから当然ともいえるだろう。 
ネット・各種SNS上には、「息子がどうしても白ブリーフしか穿いてくれない(ボクサーパンツを穿かせたいのに)」とか、
「息子がなぜかブリーフ派で、白のブリーフがお店に売ってないので困っている」とか、その手の書き込みも散見される。 

かつての白ブリーフに対するネガティブ・キャンペーンの中には、「母親が買い与えるパンツをそのまま穿いている自立してない男」といった文脈のものもあった。しかし、今やそれはまったく当たらない。現代の母親の多くは息子に幼少の頃からボクサーパンツかトランクスを買い与えるからだ。 

白ブリーフは、自らの意思で主体的に選択して穿く下着となった。
令和の御代の白ブリーフ派の男性というのは、むしろ "自分" をしっかりと持っていて、社会の風潮や流行などに左右されずに自分の好きなものを堂々と選んでいるのだ。


僕はというと、90年代末期の小 学 生の頃から、「僕の下着は白!」と決めていた。色柄物の下着を着用したいという気持ちが起こることはまったく無かった。 
中3のときには、日記で『生涯白ブリーフ宣言』までしていたようである。 
高1以後、もう20年近くにわたって、下着はすべて自分で購入している。僕の下着はすべて白無地ではあるが、
どれもこだわって選んで買ったものだばかりだ。白のスタンダードブリーフなんてどれでも同じだろうというのは完全に誤りであって、製品ごとに細かな差異がある。素肌に直接ふれる下着だからこそ、いちばんこだわって選ぶべきだと思っている。 

FZHKPy-aAAAETNc.jpg FZHKQOpaAAA-rtz.jpg
【写真】白ブリーフ(グンゼ KG),白ランニング(グンゼ 快適工房),白短パン(カンコー 綿ポリ)

同じように白ブリーフを選ぶ男性は一定の割合で存在する。(社会のネガティブな印象付けや反応などが消失すればもっと増えるはずだとも思っている) 
白ブリーフは永遠に不滅だと信じている。

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://nikkohbrispa.jp/tb.php/272-cf36b697

トラックバック

コメント

[C467]

日光さん。いつもありがとうございます。
前回の記事の芸能人のパンツ特集は興味深く楽しく読ませて頂きました。
当時は白ブリーフが普通であり 、昭和57年当時小学校一年生でした。
平成に入って白ブリーフは衰退するまでは、トランクスを猿股に模様があるようなイメージや私は子供でしたので、トランクスをデカパンや柄パンと呼び、赤塚不二夫先生の、天才バカボンのデカパンのイメージしかありませんでした。
当然同級生も含め白ブリーフばかりでした。
近年のお笑い芸能が白ブリーフを穿いて笑いのネタにしているのは、良くない風潮だと思っています。
令和になり、自分の価値観で好きな白ブリーフを穿いていきたいと思います。
  • 2022-08-14 12:47
  • ケイ
  • URL
  • 編集

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

日光(Nikkoh)

Author:日光(Nikkoh)
ギリギリ昭和生まれのゲイです。
生粋の白ブリーフ派。幼少の頃から30年と少し、僕のパンツはずっと変わらず、真っ白なブリーフ(スタンダード)オンリーです。 
白ブリーフ・白短パン・スパンキングなどについて、いろいろ調べたり妄想したりしています。
このブログへは、それらのフェチに関する内容について書いた記事を格納していきます。
《 未成年者の閲覧を禁止 》します。
成人の方は、ご自身の判断と責任に基づいてご覧ください。
なお、当ブログには、

・ 現実の人間関係においての一切の体罰や暴力行為
・ 現実の教育における管理教育

を推奨する意図はありません。

最新コメント

メールフォーム

名前:
メールアドレス:
件名:
本文:

検索フォーム

月別アーカイブ

QRコード

QR